「君は明日を掴めるか―貴くんの4745日」
負けず嫌いの貴くんはこうして成長してゆく。
荒井さん一家の教育方針は非常に温かく、また厳しい。
腕が短いのは生まれつきだから仕方がない。
短い腕でやれるところまでやり、その限界まできたときは足を使おう。
持っているものを総動員して、普通の人と同様に社会に生きるのだといいます。
池松氏は「人の不幸を撮って仕事にしていくのはうしろめたい気持ちだ」といいながら、貴くんの結婚までを撮り続けるといいます。
当時「エリザベス・サンダースホーム」を巣立った混血児たちと故沢田美喜さんとの再会を記録した「子供たちは七つの海を超えた」(53年)を演出した星野敏子ディレクターが、当時、青山学院大2年生になった貴くんと話し合いながら、修学旅行や学院生活を撮り続けていました。